トライしてみない?

日々のほんのなにげないトライをありのままに・・・・

お~~この景色は素晴らしい!ここの部分がもうすこし窯変すればな~~!と稲葉さんは言った・・・・

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名古屋時代

す~さんに

芸術を教えようとした

無謀な人がいた!

 

稲葉さんって方

転勤後

仕事で名古屋によったとき

たまに会って一緒に食事などしていた

 

す~~さんはこう見えても

体動かすのは大好きだが

芸術とか

国語とか

文学とか

恋愛とか

絵画

芸術

 

には

トンと縁がないし興味もなかった

 

小中学時代も

オール5にちかかったが

唯一ダメだったのが

 

美術

 

工作は得意だったんだけどな~~

 

名古屋時代

美鶴園って

トイレタリーの問屋さんがあった

そこの専務だった稲葉さんが

す~さんの事気に入ったらしく

 

す~さん

あんたもこれから出世して

色んな人と会う事になるんだから

芸術の事一つくらい語れるもの

持っておいた方がいいよ

 

俺が

陶器のこと教えてやるから

勉強しな!

 

なんて

無謀なおせっかい・・・

とってもいい人なんですけどね・・・・

 

名古屋って

瀬戸焼

常滑

美濃焼

その他いろいろと・・・・

製陶会社じゃ

鳴海に

ノリタケとかある

 

休みの日に

す~さん

作家の久田さん所に行くから

一緒に行こうなんて連れて行かれて

作品を批評するところを横で見ていたもんだ

 

久田重義氏

 

〔陶暦〕                  
  昭和21年 (1946年)             常滑市に生まれる  
  昭和44年 (1969年)             同志社大学工学部卒業  
                  辻晋六陶房にて学ぶ  
  昭和45年 (1970年)             常滑に帰郷、鉢の製陶所に勤務  
  昭和48年 (1973年)             軌窯を開窯  
  昭和54年 (1979年)             イタリア・ファエンツァ国際陶芸展選抜出品  
  昭和58年 (1983年)             日本工芸会正会員に認定される  
  昭和63年 (1988年)             曜変天目釉を発表する  
  平成 2年 (1990年)             日本工芸会東海支部幹事に就く  
  平成 4年 (1992年)             東海の作家たち展出品  
  平成 6年 (1994年)             第25回東海伝統工芸展「鉄釉風文鉢」日本工芸会  
  平成 8年 (1996年)             第43回日本伝統工芸展「鉄釉縞文鉢」NHK会長賞  
                  第27回東海伝統工芸展「鉄釉縞文花器」名古屋市教育委員会  
  平成 9年 (1997年)             第28回東海伝統工芸展「鉄釉縞文鉢」愛知県知事賞  
  平成11年 (1999年)             第46回日本伝統工芸展「鉄釉輪文鉢」文部大臣賞  
                  第30回東海伝統工芸展「鉄釉輪文皿」日本工芸会  
                  「日本六古窯現代作家作品展」出品  
                  「東海の陶芸」出品  
                  丸栄(名古屋)個展  
  平成13年 (2001年)             第48回日本伝統工芸展「曜変天目鉢」出品  
                  逝去

 

今から思うと

凄い人のところに連れていかれてたんだななと思う

 

久田さんが

稲葉さんこと

先生先生と呼んでいた

 

出来上がった作品を

色々と批評するんです

 

いわく

この部分の景色はいいね~~

いわく

この辺もうすこし窯変していると

良かったんだけどね~~

 

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なんて

 

稲葉さん

ボーナスのすべてを

陶器の購入に充てていた

 

押入れの中

一杯で

絶対に見せてくれなかった

陶器の収集家は絶対に人に見せないんだって

どれくらいあるか自分もよくわからないって

 

陶器を見る時の姿勢を教えてくれた

 

ふとんをしいてな

肘をついて

作品を持つんだ

ぜったいおとしちゃならね~ぞ

名古屋弁で・・・・

 

どうして作家の人のところに行くんですか?

と聞いたことがある

 

そりゃす~さん

作家が人気出たら

手がでなくなるだろ?

だからよ~

人気が出る前によ~~

仲良くなって

買うんだわさ~

 

って

 

へ~~

なるほど

 

よく考えるもんだ

それにしても

よく作家を見つける眼力があるもんだなと感心

 

結局

陶器を見る眼がないとだめだよな~

 

陶器を見る眼ってな

いい作品を見るに限る

なんてことで

よくあっちこっちの

陶器博物館や美術館に連れていかれた

 

どうだったかって?

うん

あまり変わらないな~~

やっぱ

違いのわからないす~さんであった

 

解った振りするの得意だけどね・・・・

 

今サイト見て調べたけど

油滴天目のぐい飲み

(残念ながら引っ越しの時欠けてしまった)

油滴天目のでっかい花瓶

青磁の花瓶

をかっちゃった

 

5万くらいで買ったんだけど

結構高くなってるね~

 

なんでも鑑定団出だしてみようかな・・・・

 

当時は勉強したもんだ

家族でよく陶器館を見学にも言ったな・・・・

 

あまり見につかなかったようだけど

でも

時間を持て余しだしたら

陶器を作ってみたいなって

思ってます

 

唯一す~さんに

芸術のかをりをかがせてくれた

稲葉さんに感謝!!

 

茶碗買っておけばよかったのにな~とちょいと後悔ちゅう!

 

 by陶器大好きのす~さん

yokohama-kannai.hateblo.jp